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人類は果たして地震を予測できるようになるのか

地震ほど予測しにくい災害もありません。
突然起きるので逃げるのも難しいからです。
防災の日が制定された9月1日も、突如関東大震災が起こったのです。
でも、次の大地震がおこる場所がわかればいいのに、おこる時期がわかればいいのに、と誰でも思うでしょう。
もちろん、地震を正確に予測できるようになればノーベル賞ものです。
科学者だって真剣に研究しているのです。
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電離層から次の地震を予測する教授

このところ矢継ぎ早に地震予測を的中させている先生がいます。
当然ながらインターネットでは大注目を浴びています。
それは、電気通信大学の名誉教授である早川正士先生。

早川先生は、地震が起きる直前に上空60キロメートルから800キロメートルにある電離層で異変が生じることに着目しています。
そこで、この電離層からの電波を各地の観測所で受信して次の予測をしようとトライアルを続けているのです。


なぜ電離層なのか

早川先生の理論によると、地震が起こる1週間前に前兆現象として地殻にヒビが入り割れるのです。
このヒビ割れから電磁波が起こり、上空の電離層に影響を与えることになるのです。

電離層とは通常時には上空60キロメートルから800キロメートルの高さにあるものの、電磁波の影響を受けると数キロメートルに近づいてくるのだそうです。
そのため、地上から送信される電波の跳ね返り時間が短くなっていきます。
この観測データをチェックすることで次の震源地を予測しようという取り組みなのです。



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地震解析ラボ

早川先生はこうした取り組みを世の中に広く発信しようと、「地震解析ラボ」というホームページを立ち上げました。
ここでは最新の予測情報が手に入るほか、スマートフォンアプリもダウンロードできるようになっています。

また予測通りに地震が起こった検証結果を公表しています。
予測した地域と実際の震源地、そして予測した期間と実際の揺れが起きた時刻を検証して、どれだけ予測の精度が高いかを見ることができます。

こうした取り組みが実証されて信頼性が高まるにつれて、私たちの生活も変わっていくかもしれません。
予測されている期間には該当する地域の住民は集団で移動し、地震のリスクを回避するようにできるかもしれないのです。
費用や経済活動のストップで経済的な損害は生じても、人的被害を最小限に食い止められればその後の保障や損害を少なく抑えることができるからです。

こうした科学的な予測がどれほど世の中で真摯に受け止められていくか、人類の将来がかかっているといっても過言ではないでしょう。



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